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台湾における世界遺産の推薦候補地

「世界遺産」の登録に関する保存の先進的な考え方の多くがわが国の国民の参考になる。文化遺産保存の先進的な考えたを参考するに伴い、国民の保存意識を向上するため、2002年初、行政院文化建設委員会(文化財保護の中央政府主管機関。以下、文建会)は国内の専門家の意見聴取、または県(市)政府や地域の文史工作室などの民間団体の推薦により台湾における世界遺産の推薦候補地リストを作成した。同年審査会が開催され、太魯閣国家公園、棲蘭山ヒノキ林、卑南遺跡及び都蘭山、阿里山森林鉄道、金門島および烈嶼、大屯火山群、蘭嶼島の集落及びその自然景観、淡水紅毛城及び周辺の歴史建築群、金瓜石集落、澎湖玄武岩自然保護区、台湾鉄道旧山線の11箇所の世界遺産候補地を決めた。そして、同年末、当時の国際記念物遺跡会議(ICOMOS)の副委員長である西村幸夫先生(現在、日本国内イコモス委員会の委員長が担当)、日本国内イコモス委員会副委員長の杉尾伸太郎様、およびオーストラリアの建築士のBruce R. Pettman様などを招き、台湾での現地調査を行われた。その結果、玉山国家公園の一箇所を追加すると提案され、2003年に審査会の開催により、全12箇所の世界遺産候補地が確認された。


2009年2月18日、文建会は関連部局および学者、専門家たちを招き、「世界遺産促進委員会」を設立するとともに、第一次の会議が開催され、金門島および烈嶼地区は馬祖地域を含めて「金門および馬祖の戦地文化」と変更され、また楽生療養院、桃園台地の埤塘、烏山頭ダム及び嘉南大用水路、屏東排湾(パイワン)族の石板屋集落、澎湖石滬群の五箇所の推薦候補地を追加すると提案された。現地調査を経って同年の8月14日に第二次の会議が開催され、上記の提案が決議され、17箇所の世界遺産推薦候補地になった。


そして、2010年10月15日に同年の第二次会議により、金門島および馬祖島が戦地文化を有する一方、地域の文化が大変異なるため、それぞれの文化特色を表彰する目的で、「金門および馬祖の戦地文化」が「金門の戦地文化」と「馬祖の戦地文化」の2箇所に分けられた。


上記のことを背景に、現在、台湾における世界遺産の推薦候補地が全18箇所となっている。